202 資産除去債務の両建処理
お疲れ様です。
本日、自宅にNスリープのマットレスが到着しました。
ただ横になって寝てしまい勉強時間が大幅削減にならないよう注意したいところです・・・。
さて、本日は資産除去債務について勉強しました。
資産除去債務とは有形固定資産の取得、建設、開発または通常の使用によって生じる当該固定資産の除去に関して法令または契約で要求される法律上の義務及びそれに準ずるものをいうとされています。
要は、固定資産使った後の後始末費用であり、その費用を計上する会計処理を行う、ということなんですかね。
この会計処理については、資産負債の両建て処理がなされます。
根拠としては、
①固定資産の使用等について不可避的に発生する費用なので、負債として計上するとともに取得原価に含めることで、回収すべき額を引き上げることを意味する。
②この結果、除去費用は減価償却を通じて各期に配分されることになるので、実質的には引当金処理を包摂するものといえる。
③そして、国際的な会計基準のコンバージェンスにも資することになる、
などと説明されています・・・。
私の頭の整理としては、
・資産除去債務にかかる費用は、いずれ不可避的に発生する費用になるので、その費用も含めて固定資産の取得原価としておくことが妥当である。
・使用に応じて費用を期間配分するという引当金計上の考え方もあるが・・・
①最終的に支払いが不可避であり合理的に見積もることができるのであれば資産除去債務の全額を負債として計上して同額を有形固定資産の取得原価に含める処理を行うことができる一方、
②引当金処理ではBSに計上されず、負債額の計上として十分でないといえない
よって引当金処理は採用されていない
以上のように理解しました。